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「あす旅」リレーブログ “第3回茨城町編” 取材者:城里町

自然にふれて気分をリフレッシュ!そんなあなたにぴったりな茨城町小旅行!

みなさん、はじめまして。城里町まちづくり戦略課の青田です。「あす旅」リレーブログ第3回目は私が茨城町の魅力的なカフェと風景を取材してきました。

 

自然の中で一息

茨城町は自然豊かで農業も盛んなエリアです。今回、茨城町を取材するにあたって、「自然を満喫しながら地元食材を使用した美味しいものを食べたい!」と思っていました。

そんな時に思い出したのが先日新聞に掲載されていた「地元の味を伝える納屋を改装したカフェ」という記事。

城里町役場から車で約40分、周囲を栗畑や林に囲まれているところに、お目当ての「納屋Cafe」の看板を発見し、そこを入ってすぐにお店の入口が見えてきました。

駐車場に車を停めるとすぐ横に畑が見え、その先に何か作業をしている人影も見えました。カフェの方へ歩いていくと、テラス席の片隅に子犬が! 思わず近づき「かわいいなぁ」と思っていると、店の中から女性が出てきて「ここの看板犬、小梅です♪テラス席ではワンちゃんと一緒にお食事ができるんですよ」と教えてくれました。

 

 

この方が「納屋Cafe」を営む『NPO環~WA』の代表理事・大和 文子さん。大和さんは若者が地元で働き暮らしていける里山を目指し、この辺り一帯の山林の整備や保全活動をされているそうです。
大和さんは東京都内でコンサルタントとして働いていた時に東日本大震災に遭い、都市機能がストップした時「多くの現代人は自ら生きていく力を失ってしまっている」と感じたのだとか。その後、東北に何度も足を運びコンサルタントとして復興事業に関わり、その経験から地方の里山でも自然環境を活かし経済的に自立ができる人材を育てる取組みを行っています。

 

 

納屋カフェもその一環で、後継者がなく荒れた土地を買い取り整備し、そこにあった納屋を人々が集えるカフェに生まれ変わらせたものだそう。早速カフェに入ると、木材がふんだんに使われた内装で落ち着いた雰囲気。この木材は山林整備の際に出た間伐材を有効活用しているそうです。

 

 

 

彩り最高! 地元の野菜をふんだんに・ボリューム満点!

テーブルに座りメニュー表を見ると、ボリューム感のあるハンバーガーや、野菜たっぷりのカレーの写真が載っていて「美味しそうだなぁ!」と何を頼もうか迷いましたが、カレー好きの僕の目に留まったのがグリーンカレーやレッドカレーと並列して記載してあった「気まぐれカレー」です。

 


これは絶対こだわりが詰まった美味しいカレーだと思い、オーナーに伺うと今日はえびカレーだそうで、スープやサラダ、ミニデザートが付く「Cセット」に加えて季節の自家製ドリンク「シナモンジンジャー」も注文しました。ほどなくして料理が運ばれてきて、「エビや野菜がゴロゴロ入っていて、特に野菜は色とりどりで、とにかく綺麗! これは映えてるぞ!」と食べる前からワクワクがとまりません。

 

 

大和さんの姪でシェフを務める平沢さんも「料理の味はもちろんですが見た目も大事にしています。今は皆さんSNSで写真を見て行動されますからね」と仰います。

 


「あす旅」でも写真映えを重要視しているので、まさにぴったりの料理! そしてカレーを一口いただくと、スパイス好きにはたまらない「本格派カレー!」。カレーの種類によってはレモングラスなど畑で収穫したハーブを使うことがあるそうです。
スープやサラダも地元産の新鮮な野菜がたっぷりで、日頃野菜不足を感じていた僕には、ありがたい限り。地元のおいしい野菜をたくさん食べてほしいという平沢さんの思いが伝わってきました。そして、スープに入っていた自家製の燻製ベーコンは本当に美味しく感動したし、ミニデザートのパンナコッタにも自家製キウイソースがかけてあり、味へのこだわりが感じられました。季節の自家製ドリンク「シナモンジンジャー」は生姜がピリッとするのかな? と思いきやシナモンの香りが広がり丁度良い甘さがあってカレーのあとにはまさに最高でした!

 

 

自然にふれて、自然と共に!

食事後に、カフェの外を散策すると、駐車場から見えた畑にたどり着きました。

畑の奥には栗やクルミ、山桜の木が植えられた「しもはじ埴輪キャンプ場」が併設されていて「さっき駐車場から見えた畑の近くで作業をしていた人達はキャンプ場のお客さんだったんだな」と納得。

 

 

ここでは間伐をすることで樹木の成長を促す明るい森が育ち、間伐した木材を薪として使うことで自然のエネルギーを利用する里山の循環と保全につながる取組みをしていて、都心からもお客さんが来るのだとか。「カフェやキャンプサイトを運営している『NPO環~WA』は、自然と共生する“くらしの知恵”を学び、里山で暮らし活躍する人材の育成を行っています。ここを訪れた人にも『里山の生命のつながり』を感じて欲しいですね」と語る大和さんの言葉からは、僕が携わる観光分野において、人と地元を「つなげる」という意味で共通点を感じました。

 

 

自然に魅せられて!

楽しく、そして有意義な時間はあっという間に過ぎ、気づけば少し陽が傾いていましたが、茨城町の自然満喫プランはまだまだ終わりません。クライマックスは「涸沼湖畔の親沢公園から望む夕陽」の写真です。

「今日は晴れているし、夕陽がきれいに見えるに違いない! 写真を撮ってSNSにアップしよう!」と、意気揚々と車を走らせ、親沢公園に到着。ここはキャンプ場としても知られていて、砂浜を散策している方や僕と同じように夕陽の時間に合わせて砂浜から筑波山が見える方角に向かって落ちていく夕陽を眺めているご夫婦もいました。

実は、このスポットはカメラファンの方からも人気で、毎年3月3日前後と10月10日前後には、夕陽が筑波山の山頂部と重なることから「ダイヤモンド筑波」と呼ばれる絶景が収められるとのこと。

もちろん、僕もスマホで撮影のタイミングを計り、「パシャ」と渾身の一枚を撮りました!

 


残念ながら今日の夕陽は少し筑波山山頂からずれてしまいましたが、夕陽が涸沼の水面に反射して、キラキラと輝き、空がオレンジ色に染まる様子は本当にきれいで感動しました。

 


今回のリレーブログは以上となります。

 

取材にご協力いただきましたみなさま、大変ありがとうございました。

 

第3回目の「あす旅」リレーも発見の連続で、お会いした方々からは、今後の観光推進に活かせる貴重なお話をたくさん聞くことができました。

 

次回は大洗町の関さんが城里町を取材します。
いろいろな人との出会いを楽しんでくださいね!