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「あす旅」リレーブログ “第6回那珂市編” 取材者:小美玉市

あす旅リレーブログ第6弾は『那珂市編』です!

はじめまして、小美玉市商工観光課の才川です。あす旅リレーブログ第6弾は私が那珂市を紹介いたします。ひまわりや八重桜など四季折々の花、木内酒造などが印象深い那珂市ですが、おすすめスポットはまだまだあります!

 

白鳥を近くで見られる『一の関ため池親水公園』

今回の旅の舞台、那珂市にはたくさんの白鳥が飛来します。有名な古徳沼と並んで、那珂市役所の目の前『一の関ため池親水公園』も県内有数の白鳥の飛来スポットです。多い年で150羽以上の白鳥が渡来するみたいです。

池のほとりにはデッキが設けられており、白鳥とふれあうことができます。距離がとても近い!

                              

 

そんな公園の片隅に目を向けると趣のある茅葺屋根の建物がありました。中のかまどで火を焚いていた管理人の平野 重雄さんに詳しくお話を聞くと、この建物『曲がり屋』は木造平屋(一部二階建て)の建物で、文久2年に那珂市戸崎に建築され、その後解体・保存されていたものを平成11年に今の場所に復元されたものだそうです。「馬小屋が母屋から鉤の手のように曲がって突き出しているのが『曲がり屋』の名前の由来です。

 

かまどに火を入れていたのは、「屋根を燻すことで、茅を傷めてしまう虫を近寄らせないようにするため」だそうです。こうして先人の知恵が現在に至るまで受け継がれているのに感心すると同時に、当時の資料を今に残す貴重な建物は、観光だけでなく地域文化の継承という点でも重要であることを学びました。

 

アートと食が融合した隠れ家的カフェ 『OPEN SESAME』

次に訪れたのは木々に囲まれた隠れ家的なカフェ『OPEN SESAME』さん。こちらのご主人、志賀 政夫さんは彫刻家としても活躍されていて、2015年に山口県宇部市で開催された第26回UBEビエンナーレ現代彫刻展で賞を受賞。すごい経歴です!

美味しい料理を食べながら、気軽にアートに触れてもらいたい。そんな思いで、奥さんと一緒にこちらのカフェを営んでいるそうなのです。ちなみに、店内の「椅子」はご主人が制作されたとのことです。気さくなご夫婦にいろいろお話を伺いながら食事を頂きました。

 

この日は奥さんおすすめの「ベーコンとパイナップルのピザ」、「トマトソースのペペロンチーノ」「チョコレートビッグパフェ」を注文しました。結論から言いますととても美味しかったです。

最初に運ばれてきたのは「ベーコンとパイナップルのピザ」。パイナップルが乗ったピザは初めての挑戦です! パイナップルの甘味とベーコンやチーズの塩味、さらにモチモチしたピザ生地なので、噛めば噛むほどに口の中で食材同士の甘味と塩味が絶妙にマッチするんです!これは本当に想像を超える美味しさでした!!

 

さらに「トマトソースのペペロンチーノ」は、ニンニクの香りがホワッと鼻に抜け、トウガラシの程よい辛さとトマトの爽やかな酸味が口いっぱいに広がり、クセになること間違いなしの味! ペペロンチーノにトマトソースが合わせてあるパスタも珍しいな…と思って奥さんに尋ねると「どこでも食べられるものを出してはつまらないでしょ? みなさんが知らない美味しい組み合わせを味わってもらいたいんですよ♪」と答えてくれました。

 

食後のデザート「チョコレートビッグパフェ」は、圧倒的なボリュームにびっくり! なんと、パフェが盛られているのが600ml入る計量カップ。下から順に、コーンフレーク、生クリーム、バニラアイスクリーム、チョコアイスクリームがたっぷり! 仕上げにはチョコレートソースがかけられています。これを”バースプーン(バーテンダーがカクテルを作る時に使うスプーン)“でいただくのですが、カップからはみ出るほどに生クリームが山盛りなので、いかに崩さないよう上手に食べるかがポイント!(私は技量不足でした) このパフェは創業時から人気で、このボリューム感が特に量子科学技術研究開発機構で働く海外出身の方に愛されているそうです。

食後にご主人から「“食”はないと生きていけませんが“芸術”はどうでしょう? なくても生きていけるかもしれませんが、こんな時代だからこそ“芸術”に触れて心満たされてほしいんです」とお話をいただきました。
今日の那珂市の旅は、古き良き日本の文化に触れ、芸術を感じ、心豊かになる旅でした。 次回は我がふるさと・小美玉市をひたちなか市の国井さんが紹介してくれます。さわやかイケメンの国井さんはどんな切り口で小美玉市の魅力を伝えていただけるか、、、とても楽しみです!