あす旅の楽しみ方をご紹介します あす旅の楽しみ方をご紹介します

「あす旅」リレーブログ “第7回 小美玉市編” 取材者:ひたちなか市

こんにちは、ひたちなか市観光振興課の国井です。
あす旅リレーブログ第7弾は、私が小美玉市を紹介します。
茨城空港やヨーグルトが有名な小美玉市の、さらなる魅力に出会う旅のはじまりはじまり~(拍手~)!

 

小美玉食材のテーマパーク『空のえき そ・ら・ら』

 

茨城県の空の玄関口「茨城空港」。

福岡や神戸など、遠方への旅行ではいつも利用していたので、私にとって小美玉市は “旅の発着点” というイメージ。
今回、小美玉市を訪れることになって、以前、茨城空港へ向かう道中で見かけた『空のえき そ・ら・ら』を思い出し、ここから旅を始めることにしました。

 

ひたちなか市役所から車で約1時間。

『空のえき そ・ら・ら』は、“農”と“食”を通して地域の魅力を体感できる拠点施設となっていて、週末にはマルシェや音楽イベントなどが開催されているんだとか。

施設の中に入ると、開放的な芝生の広場があり、晴れた日にはとても気持ちがよさそう。

この日はあいにく小雨が降っていたので、まずは農産物直売所に入ってみました。

 

農産物直売所の内観写真 農産物直売所の野菜の写真

 

広々とした店内には大根、人参、さつまいも、白菜、ブロッコリー…等々、新鮮な地元野菜がずらり。スーパーであまり見かけないような珍しいお野菜もたくさんありました。
楽しくて売り場を何周もぐるぐるしていたら、直売所スタッフの堤さんが声をかけてくれました。お野菜は常時30種類以上揃っていて、毎朝生産者さんが新鮮なものを出荷しに来てくれるんだとか。さらに価格もリーズナブルなので、ご近所さんがうらやましいなあ…。(遠い目)

 

直売所にはお野菜の他にもお肉や牛乳、加工食品などがたくさん。中でも驚いたのが、卵のコーナー。黄身が2つ入っている「二黄卵」や、若鶏が産卵をはじめて1ヵ月以内の卵「初生卵」など、養鶏農家さんこだわりの卵が何種類も並んでいました。実は、小美玉市は鶏卵出荷量が日本一で、生乳生産量も県内トップを誇ります。酪農が盛んとは聞いていたけれど、その凄さを改めて実感。

 

卵を手に取る人

 

直売所と繋がっている物産館へ進むと、ヨーグルトやプリンなどのスイーツや県産品がたくさん。物産館スタッフの永井さんによると、冬場はほしいもが特に人気だとか。

 

航空自衛隊百里基地飛行場がすぐ近くということもあり、百里基地関連グッズも取り扱っているため、航空ファンにも人気のスポット。

 

プリンを手に取る人 物産館の百里基地グッズコーナーの写真

 

次に訪れたのは、ヨーグルトやアイスクリームなどを販売しているヨーグルトハウス。
小美玉産の生乳や果物を贅沢に使ったヨーグルトや濃厚なソフトクリームが人気で、隣接している乳製品加工施設で製造されたばかりの出来立ての商品が手に入ります。

毎朝近くの農場から届いた搾りたての生乳を使用し、ブルーベリーや福来みかんなどの果物も生の原料から手作り。フレッシュで濃厚、素材の味が生きています。

 

乳製品加工施設には大きな窓がいくつもあり、外から工場見学が可能。生産ラインが見える窓の横には製造工程が説明されていて、楽しくヨーグルトを学ぶことができます。

 

乳製品加工施設の写真 乳製品加工施設を見学している写真

 

 

 

大自然の中にたたずむ『アトリエ プティ・ボア』

 

私にはもう一箇所、小美玉市に行くならここ!と決めていた場所が…。
以前、茨城県央地域の手土産品評会に参加した際、あまりの美味しさに感動した「チーズインバウム」を製造している『アトリエ プティ・ボア』さんです。

 

『空の駅 そ・ら・ら』から車で約20分、小美玉の大自然の中から三角形の可愛らしい建物が見えてきます。店内ではバウムクーヘンや焼き菓子が買えるほか、バウムクーヘンを焼く様子も見学可能。

 

店内商品の写真 バウムクーヘンを焼く職人の写真

 

北欧風なインテリアのカフェも併設されており、今回は店員さんおすすめの季節のプレートと季節のパフェ、お供にコーヒー「プティ・ボアブレンド」を注文しました。

 

最初に出てきたのは季節のパフェ。

可愛らしい器には、いちごにアイスクリーム、バウムクーヘン、パンナコッタなどが丁寧に盛りつけられています。「この盛り付けは私たちスタッフで考案したんですよ」とスタッフの齊藤さん。

 

早速食べてみると、フレッシュないちごと濃厚なアイスクリームが口いっぱいに広がって、一口目から幸せ…。バウムクーヘンやアーモンドフロランタンの食感も相まって、飽きずにあっという間に食べ終えてしまいました。

 

店内インテリアの写真 季節のパフェの写真

 

次に運ばれてきたのは季節のプレート。米粉バウムとりんごのコンポートに、生クリームやアイスクリーム、ベリーが添えてあり、ほろ苦キャラメルソースをかけていただきます。バウムは外がサクッ、中はフワッとしていて、甘さとほろ苦さが相性抜群でした。

 

季節限定メニューは食材の旬に合わせて考えられていて、今回「季節のバウム」に使用されていたりんごも、地元農家さんから直接仕入れた新鮮なものを使っているそう。
コーヒーは、ひたちなか市に本店を構える『サザコーヒー』さんが、スイーツに合うよう独自にブレンドしたものを1杯ずつハンドドリップ。すべての素材や盛り付けにこだわりが詰まっていて、プライベートでもまた来たくなるような至福のひとときを過ごせました。

 

季節のプレートの写真 コーヒーを淹れている写真

 

今回の旅を通して、僕の中の小美玉市のイメージが大きく変わりました。ここには空港を利用するだけではもったいない、美味しいものにあふれた魅力があります。みなさんもぜひ、小美玉の美味しい食材やスイーツをお目当てに遊びに来てくださいね。

 

さて、次回は私の地元・ひたちなか市を、笠間市の門田さんが紹介していただけるとのこと。カフェ巡りが大好きなステキ女子の門田さんは、どんな切り口で魅力をお伝えいただけるのか楽しみです。

 

PS.カメラマンさんに「おお~、完璧!」と言われたのに、月刊ぷらざの誌面に掲載されなかった渾身の一枚(ちょっと、間抜け面だったみたい)をお届けして、少し切ない旅のフィナーレとさせていただきます。

 

季節のプレートを食べている写真

 

 

Fin.